こんにちは!今回は、僕が個人開発で苦しんだユーザーの現在地を取得する際に引っかかったリジェクト対策について説明したいと思います!
【今回の記事はこんな人におすすめ!】
・個人開発等で現在地の情報を取得する必要があるディベロッパー
・そのほかユーザーから許諾を得る必要のある実装をするディベロッパー
・AppStoreConnectからiOSアプリを申請する可能性があるすべてのディベロッパー
ちなみに、今回僕が開発したアプリはAppStoreでリリースされているので、ぜひ使っていただきたいです!
開発したアプリはこちらのリンクから取得できます!
目次
- どのようなリジェクトを食らったのか?
- そもそもどのような実装を行っていたのか?
- どのような対策を行って、リジェクトを乗り越えることができたのか?
- さいごに
どのようなリジェクトを食らったのか?
リジェクト内容に関しては、『Guideline 5.1.1 - Legal - Privacy - Data Collection and Storage』です!
リジェクトの概要を説明すると、『ユーザーの情報等を使用する際には、その情報がどのように使用されるのかを示した上で、ユーザーの許諾を得る必要がある』とのことがリジェクトの概要でした!
具体的なことは、次の項目で話すとして、AppStoreReviewガイドラインもやはり確認したほうがいいなと思うので、そちらも載せます。
そもそもどのような実装を行っていたのか?
そしてより具体的にリジェクトの内容を深掘りすると、開発していたアプリで、ユーザーの現在地を表示するための機能を入れていました!
リジェクト対象がアプリの機能の中心になるものではなかったのですが、アプリで地図を使用するなら現在地を地図の最初の表示位置にすることが多いので、今回リジェクト対象になった実装をすることになりました。
そして、今回指摘されていた修正点ですが、それは以下の画像のアラートの説明に関してです。
確かに客観的にユーザー視点に立つと、何のための現在地の表示なのかわからないので、リジェクトされて当然かなと思いました。(笑)
どのような対策を行って、リジェクトを乗り越えることができたのか?
そんなリジェクトをどのように対処したかというと、レビューに記載してくれていたことをただ忠実に行いました!
【AppStoreのレビュー抜粋】
Please revise the purpose string in your app’s Info.plist file for the location to explain why your app needs access and include an example of how the user's data will be used.You can modify your app's Info.plist file using the property list editor in Xcode.
要するに、『情報取得を許可するかのアラートを出すときは、その情報の使い道をユーザーに教えてやらんといかんで』ということです。
具体的には、Xcodeでプロダクト立ち上げの際に、必ず生成されるInfo.plistの最上部にある「Information Property List」のプラスボタンを押して、「Privacy - Location When In Usage Description」に日本語で「なぜ位置情報が必要なのか?」「許可することでどうなるのか?」を記載することにしました!
上記のようなアラートにすることで、無事リジェクトを解決し、アプリをリリースできました!案外あっさり申請通って一安心です!
Appleの模範解答的な記事もあるので、こちらの記事もレビュワーが送ってくれたので、確認すると確かに参考になるものばかりでした!
さいごに
いかがでしたか?僕は個人開発でアプリをリリースするのが初めてなので、わからないことだらけでした!正直実装をするよりもキツかったかなと思いますが、一度申請準備をしてしまえば、案外それ以後は簡単に申請ができるので、ぜひリジェクトされても這い上がってください!
今後も個人開発等で得た知識を発信していきたいと思いますので、他の記事も読んでいただければ幸いです!
それでは〜