・銀行って資格を取得しないと、昇進できないって聞いたけどどんな資格が必要なの?
・働きながら、資格取得ってできるのかな?
・早めに資格を取得して、業務に集中したい!
この記事は、そのような『銀行員として必須の資格』を一覧として紹介したいと思います!ただ、必要な資格が多いため今回は全銀行員が取得必須とされる資格をご紹介したいと思います!
また、僕自身は銀行員として一年で取得必須の資格を取得したのでどのような方法で学習していたかもご紹介したいと思います!自己紹介もよければ、確認いただければと思います!
銀行員として必要な資格について
まず初めに、銀行員が取得必須とされる資格の数は本当に多いと思います。その理由は大きく2つあると考えられます。
1つ目は、「行員数が多く、可視化できるスキルの目安が必要」ということです。各銀行はそれなりに従業員がいるため、資格等のスキルや知識の目安で従業員を管理しなければならないと考えられます。
そして、2点目は単純に「銀行員として免許や資格がないとできない業務が多いということ」です。投資信託や生命保険等の金融商品は、資格を取得して登録をしなければ、セールスや勧誘をしてはいけない決まりになっています。その結果、全銀行員に必須とされる資格が増えてしまうのです。
そんな全銀行員に必要とされる資格について、9つご説明させていただきます。前編と後編に分けていますので、ぜひお読みいただければと思います!(今後、個人営業員や法人営業員に必要とされる資格についての記事も書きますので、ご確認ください!)
目次
全銀行員が必要な資格 1つ目:証券外務員一種
1つ目の必須資格は、「証券外務員一種」です。こちらの資格を取得することでできることは、「金融商品のセールス」になります。この資格を持っていないとできる業務がほとんどなくなりますので、持っていない銀行員はおそらくいません。(笑)こちらの試験の難易度は、かなり低いです。しかも、一年中ほとんど毎日受験できる試験ですので仮に落ちたとしても再度チャレンジしやすいです。
証券外務員一種は取りやすい資格なので、この資格を入社までに取っていなかった同僚は上司からとにかく早く取得するように耳にタコができるほど言われていたそうです。
こちらの試験は、基本的にTACが出版している「うかる!証券外務員一種シリーズ」の「過去問のみ」をひたすらなん度も学習すれば合格できます!それでももし、不安な方はセットで出ているテキストにも目を通しておくとほぼ確実に合格できます!学習期間は約2週間ほどで取得できると思いますので、ぜひ早めに取得してくださいね!
全銀行員が必要な資格 2つ目:内部管理責任者試験
2つ目は、「内部管理責任者試験」というものになります。こちらは、なんぞやと思われる方が多いかと思いますが、この試験を取得して内部管理責任者という立場になる事ができる資格になります。法律では、営業店で不正等を行っていないかということを監視するために非営業員の立場の者が必要という決まりがあり、銀行では早くからこちらの試験の取得を必須とされます。
内部管理責任者試験は、証券外務員一種の上位という位置付けをされているため、証券外務員一種を取得していない方は、こちらの試験を受験する事ができませんのでご注意ください!
難易度は、証券外務員試験に毛が生えた程度ですが、少し細かいことも聞かれるので対策はしておかないと、落ちてしまします。僕も当時は本当にハラハラしましたが、証券外務員試験と同じく、「内部管理責任者 対策問題集」という「過去問のみ」を何回も解くことで、合格しました!外務員試験と同じで、心配な方はテキストも購入しておくべきかと思います!
全銀行員が必要な資格 3つ目:FP3級・FP2級
3つ目は、「ファイナンシャル・プランニング技能士の3級と2級」です!(以下、FP)こちらの資格は、おそらく皆さん聞き馴染みがあると思いますが、ざっくり内容をご説明させていただきますと、「金融や経済、税金等の知識を網羅的に得られる基礎的な資格」になります。FPは、1〜3級で構成されており、銀行員が取得必須とされているは、2級までです!というのも、1級は専門性が高く難易度も高いため必須とはされていません。
FPの試験内容としては、6つの章で区切られています。「ライフプランニングと資金計画」「リスク管理(保険関係)」「金融資産運用」「タックスプランニング」「不動産」「相続・事業承継」で構成されています。正直この資格1つで、金融関係の基礎知識は身につくと考えられますので、銀行に就職しない方や他の業界からも人気の資格になっています!
試験は年に3回実施されており、例外を除いて3級からの受験となります。なので、3級を取得した次の実施で2級の取得することをお勧めします!難易度は、3級かが簡単で、2級は少し難しいという形になります!3級を受験して合格した次の実施回で2級も一気に取得すると、合格しやすくなると思います!
僕が当時学習していた時に使用していた、のは、「みんなが欲しかった! FPの教科書」と「みんなが欲しかった! FPの問題集」です!こちらは、それぞれ半分ずつに切り分けて使えるので、持ち運びに便利です!通勤通学などの隙間時間にも学習できるので、ぜひこちらの参考書をチェックしてみてくださいね!ちなみに、2級と3級ともに、上記のテキストと過去問題集を使用していました!
僕自身は、FP2級の資格は銀行員以外の方も取得することをお勧めします!というのも、この6章を一通り学習することで自分自身の今後のマネープランを考える事ができるからです!!
加えて、FP試験を実施している団体が、2つあるためどちらを選べばいいか等の迷いが生じると思いますので、改めてFP試験の対策等をまとめた記事も後日書きたいと思います!
全銀行員が必要な資格 4つ目:生命保険・損害保険募集人試験
前半最後の資格は、「生命保険・損害保険募集人試験」です。(生命保険一般課程のリンクになります。)証券外務員試験のようにこちらの試験を取得した上で申請しないと、保険商品を販売する事ができません。しかも、一般課程以外にも2つの試験を受けなければなりません。生保・損保ともに試験難易度は平易ですが、試験内容は保険の歴史的なことを答えたり、計算をしたりと少しクセのある試験でした!僕の同僚がこちらの試験に落ちてしまった際に、周りから冷ややかな目で見られたそうです。(笑)それだけ、こちらの試験は必要かつ落ちることのないというような試験になっています。
対策に関しては、申し込みをした際に送られてくる過去問題集をひたすら暗記するのみで十分合格します!
なんだこれ、見たことある!(進研ゼミ風に問題が解けます。)なので、こちらの試験に関しては取り敢えず送られてくる過去問を覚えるだけで大丈夫です!
まとめ
これで前半戦終了です!僕自身は大学の頃にFP2級と証券外務員一種を取得していたので、苦労しなかったのですが同僚はみんな夜遅くに仕事から寮に帰宅して学習していたのを思い出します。正直なところ、それがいいかどうかは皆さん次第ですので、各々自分のペースで資格取得に挑戦していただければと思います!
では、後半戦でお会いしましょう!